2020年5月13日 11:00
介護の落とし穴「父は施設、母は自宅の二重生活で破綻寸前に」
【介護でかかった費用】
■母:77~80歳(要支援1)、父:80~83歳(要介護1)
・介護費用:1万7,300円
・夫婦の生活費:23万9,947円※1
・合計(月額):25万7,247円
■母:81~84歳(要介護1)、父:84~87歳(要介護1)
・介護費用:3万500円
・施設の月額利用料(管理費・食費込み):12万6,000円
・独居する母の生活費:13万9,739円※2
・合計(月額):29万6,239円
■母:85~87歳(要介護1)
・介護費用:6,000円
・施設の月額利用料(管理費・食費込み):12万6,000円
・独居する母の生活費:13万9,739円
・合計(月額):14万5,739円
・11年の総費用:3,181万3,932円(1年あたり289万2,176円)
「父がグループホームで暮らした4年間、年金だけでは足りず、毎月10万円ほど夫婦の貯蓄を取り崩して持ちこたえました。貯蓄が底を突けば、Cさんが金銭的援助をしたり、母を引き取ったりしなければなりません。このように片方が在宅で、片方が施設というパターンは非常にお金がかかるのです」(齋藤さん)