くらし情報『黒川氏不祥事の責任は稲田検事総長に…田崎氏主張に疑問の声』

2020年5月22日 11:00

黒川氏不祥事の責任は稲田検事総長に…田崎氏主張に疑問の声

だから、政権にも打撃になるでしょう」

と、意外にもあっさりと安倍首相の任命責任を認めたのだ。5月15日の同番組では、「黒川氏の人事は官邸ではなく、法務省が持ってきた」と主張して、元検事の若狭勝弁護士(63)に「嘘八百」と一蹴された田崎氏。ついに方針転換かと思いきや、首相に対する“追及”はこれで終わり。ここからが氏の本領発揮だった。

「ただ、もうひとつ大事なことは、この無理な人事をやったのは、誰なのかということで、かつ黒川さんを指揮監督する立場にあるのは、最高検(最高検察庁)なんですよ。最高検の検事総長の稲田伸夫さんがいて、その方がわりあいずーとやってこられているわけです。その人がなかなか辞めないもので、無理な定年延長をせざるを得なくなったというのが実態だという人もいるんです」

批判の矛先を突如、稲田伸夫検事総長(64)に向ける。つまり、監督責任は検事総長にあるし、稲田氏が検事総長の座に固執したから、黒川氏の“無理な定年延長”を行わざるを得なかったという論理らしい。
だが、この話は、いろいろと無理が多い。

そもそも検事総長の在任期間はおよそ2年間というのが慣例だ。先代の西川克行前検事総長は1年10カ月21日、その前の大野恒太郎元検事総長は2年1カ月19日、検事総長を務めている。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.