くらし情報『英国製ワクチンが9月供給見込みも日本での流通が難しいワケ』

2020年5月28日 15:50

英国製ワクチンが9月供給見込みも日本での流通が難しいワケ

世界各国でワクチン開発が進めら得ている(写真:時事通信)

世界各国でワクチン開発が進めら得ている(写真:時事通信)



ウイルスとの闘いに希望の光が差し込むニュースが伝えられた。

5月21日、イギリスの製薬会社・アストラゼネカ社がオックスフォード大学と共同で開発を進めている新型コロナウイルス向けワクチンの供給を早ければ今年9月から開始すると発表したのだ。

「アストラゼネカはすでに今年から来年にかけて10億回分のワクチン生産能力を確保しています。そのうちの3千万回分を9月にも英国内で供給開始する見込みのようです」(医療ジャーナリスト)

そこで気になるのが、この「世界初ワクチン」を日本国内でいつ接種できるのか、ということだ。同社の日本法人に確認すると、次の回答が寄せられた。

「イギリスで今年の夏には治験の後期段階に入る方向だと聞いています。現時点でいつ日本に入ってくるかは全くわからない状況です」

日本への流通に最大の障壁となるのが、世界で最も多くの感染者を出しているアメリカだ。

「アメリカの保健福祉省はアストラゼネカ社に最大12億ドルの資金提供を行い、同社から3億回分のワクチンを確保することが明らかとなっています」(前出・医療ジャーナリスト)

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