非常食はスーパーに!防災備蓄は“ローリングストック”で
災害時に食料を消費する順番にも気を付けたい。
「冷凍庫の食材は、扉をまったく開けなければ最大3日もつといわれています。なので、最初は冷蔵保存してあるものから食べましょう。なるべく扉を開けず、取り出すときもすぐ閉めるようにして、まずは肉や魚など生鮮食品、そして加工食品、自然に解凍される冷凍食品の順で。その後、常温保存の食材を食べるようにすれば貴重な食材のロスを最小限にできます」
災害時こそ「食の楽しみを忘れないこと」を心がけてほしい、と国崎さん。
「災害に見舞われたときに、自分を奮い立たせてくれるのは、ちょっとした“楽しみ”。被災地でボランティアを行う私の経験上、災害時の楽しみと癒しは、なんといっても『食』だと思います」
国崎家では、家族それぞれの好みの飲み物を、日ごろから箱買いしているという。
「災害時に、好きなものを食べたり飲んだりすることは、ストレス解消にもつながります。
わが家では、私は豆乳、夫はトマトジュース、子どもはカルピスなどの飲みものと、お菓子を箱買いしています。子どもたちも、買うたびに『やった〜』と笑顔です。どうせ備蓄するなら、『大人買いだ!』と思えたほうがうれしいじゃないですか?(笑)」
「女性自身」2020年9月15日 掲載