「40kgまで落ちても表舞台に」内海桂子さん貫いた生涯現役
96歳なら96歳のネタを作る。今日のネタは、今日あったことのなかから探す。いつも舞台には新鮮な気持ちで立っていますよ」
生涯現役を貫いた内海さん。それを支えたのは、24歳年下の夫でマネージャーの成田常也さん(73)だった。
彼女を“おっかあ”と慕い、『大沢悠里のゆうゆうワイド』でも共演した大沢悠里(79)は語る。
「あるとき、“おっかあ”に『24歳も離れた若い奴から盛んに好きだと言われて困っているんだけど、どうしたらいいかな?』と相談されたんです。それが、今の旦那さんです。ただ“おっかあ”は本当に困っていたわけじゃなくて、ノロケ話がしたかったみたい(笑)。
だから僕も『そんなに好かれているなら結婚しちゃえば?』と言ったのを覚えています」
実際、’99年に2人は結婚。内海さんの横には、いつも成田さんの姿があった。
「成田さんは『がん、骨折、肺炎……一緒になってからずっと波瀾万丈でした』とおっしゃっていました。昨年の脳出血後も、師匠は手すりにつかまってやっと歩けるという状態でした……。でも成田さんは、決して甘やかさないんです。無理にでも立たせて、どんどん歩かせる。ここで手助けをしたら、もう動けなくなると理解していたのでしょうね」