横行する「ドコモ口座」不正利用、荻原博子が対策術語る
などを行い、銀行の口座番号や暗証番号を不正に入手します。
次に、だれでも無料のメールアドレスで、ドコモ口座を勝手に開設。先の銀行口座とひも付けます。
ただ、銀行側が口座番号と暗証番号以外の2段階で認証していれば、口座へのひも付けは防げたでしょう。被害を出したゆうちょ銀行など11行のセキュリティ対策も甘かったため、犯人はまんまと、銀行口座からドコモ口座にお金をチャージし、不正に引き出すことができたのです。
この手口だと、スマホ決済などの利用に関係なく、銀行口座を持っている方ならだれでも、被害にあう可能性があります。しかも、個人が完全に被害を防ぐ方法はないといわれています。
ですが、今回の被害はNTTドコモなどが全額補償してくれます。
私たちは、通帳記帳などで不正な引き出しがないかを確認すること。被害が見つかったら、すぐに補償を請求することが大切です。
また、こうした事件が起きると、「スマホ決済やネットバンキングは怖い」と避ける方もいるでしょう。気持ちはわかりますが、いつでもどこでも入出金を確認できるネットバンキングをかしこく利用して、自分のお金をきちんと見張り守っていきましょう。
さらに、ゆうちょ銀行はドコモ口座以外にもプリペイドカード「mijica」