くらし情報『みのもんたが免許証を自主返納 対策進む高齢ドライバーの制度』

みのもんたが免許証を自主返納 対策進む高齢ドライバーの制度

なかには運転歴が長いことで“腕”を過信する人もいますが、年齢とともに身体機能は低下します。家族から説得されても、自主返納に踏み切れない高齢者もいるようです」(社会部記者)

’25年には、「団塊世代」と呼ばれる最も人口の多い世代が75歳以上の後期高齢者となる。75歳以上のドライバーによる交通事故は、ブレーキとアクセルの踏み間違いがおよそ4割にのぼるという。

国際医療福祉大学大学院教授の武藤正樹さんは、昨年6月に本誌で「現在、高速道路で逆走する運転手の約7割が65歳以上、そして4割に認知症の疑いがあるという調査結果もあります。’25年における認知症ドライバーの想定人数は、現在より1.3倍ほど増加した1万3,000人ほど。そのぶん事故件数も増えてしまう可能性はおおいにあります」と警鐘を鳴らしていた。

今後予想される事故多発を防止するため、企業や政府も取り組みを前進させている。

「自動車メーカーは、『自動ブレーキ』や『ペダル踏み間違い急発進抑制装置』を搭載したセーフティ・サポートカーの製造・販売に注力しています。
政府も65歳以上のドライバーに資金面をサポートする『サポカー補助金』を創設。

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