いま主婦が強みを生かせるのは「生活の隙間」埋める仕事
ですから、『働きたい、こんな仕事がしたい』という情報は、恥ずかしがらずに地元の友人たちに伝えておくといいでしょう」
さらに松本さんによれば、主婦の強みを生かして“生活の隙間”を埋める仕事は、じつはたくさんあるという。
子育ての経験を生かして、未就学児を預かる保育の仕事は、保育園に勤めるだけでなく、自分の家でもできたりする。そこで「保育ママ」や「チャイルドマインダー」など、仕事上、役立つ資格を取っておけば、生涯現役でかつ安定して稼げる。
「お菓子やアクセサリー作りが得意な人は、個人事業主やフリーランスとして活動する方法もありますが、フリーランスで活動を始めるなら必ず名刺を作りましょう。私はこういうことをしていますというのがひと目でわかり、仕事の依頼がとりやすくなります。ほかにも、同じ志を持つ仲間たちと会社を立ち上げる方法もあります。全国の商工会議所などでは、地域で起業する人を対象にした『創業支援セミナー』を開いています。無料で参加できる講座もありますので、活用することをオススメします」
また、料理や掃除といった家事が得意な人には、こんな切実なニーズもある。
「コロナ対策で消毒などの作業が増えた介護業界では、いま深刻な人手不足の状態に陥っています。