2020年12月12日 11:00
社労士語る主婦の就活“スキルの棚卸し”できていない人も
「ハローワークではスキルの“棚卸し”を一緒に見つけるお手伝いをしていました。人生は『二毛作』ですから、一毛作目のときの棚卸しをしっかりしたうえで、自分の強みを言語化してアピールする必要があります。さらに専門性を身につければ、フリーランスとして80歳になっても働くことができますから」
たとえば、結婚前にバスガイドをしていたというある主婦は、子どもがいるのでバスガイドの仕事には戻れないが、スキルを生かした仕事がしたいという希望を持っていた。
「パッと座席を見たときにどこにどんな人がいて、何に困っているのか一瞬でわかる“特技”が、クリニックへの就職につながりました。これはバスガイドで培った強みなのですが、待合室を見渡して困っている人、具合が悪い人を瞬時に見つけられる能力が評価されたのです。また、バスガイドとして身に付けた丁寧な応対も評価されたのではないかと思います」
過去に、勤め先や得意先などから褒められたことも強みになるので、そうした成功体験を言語化すれば、自己PRになるという。
「女性自身」2020年12月22日号 掲載
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