記者クラブのみ、質問は1人1問…安倍前首相が“大甘会見”
だが、野党や多くのメディアが指摘しているような、「安倍前首相は会費の補填を本当はずっと把握していて、秘書にすべて責任を被せているのではないか」というような指摘は出ず。国会でさんざん嘘をついてきた安倍首相の言葉が“真実”であるという前提をもとに質疑は行われた。
「一般常識に反した秘書の説明を疑問に思わなかったのか?」「会見を記者クラブ限定にした理由はなぜか?」などの質問に対しても、持論を延々と述べたり、まったく的外れな答弁したりと、正面から答えないことが多かった。ツイッター上ではこんな声も。
《安倍が会見で何言ってるのかまるで理解出来ない》
《安倍さんって話せば話すほど矛盾ばっかりだね。》
会見は“会議室の使用時間の終わりがきた”ことを理由に、午後7時過ぎに強引に打ち切られた。会見の時間はおよそ1時間。
ちなみに、アンジャッシュ・渡部建(48)の会見時間は約1時間40分。
闇営業問題を受けて行なわれた吉本興業の岡本昭彦社長(54)の会見の時間はおよそ5時間半にわたっている。9月までは日本の行政の長だった安倍晋三前内閣総理大臣のさらなる記者会見は今のところ予定されていない。