寂聴さんが語る“コロナ禍だから知っておきたい”名僧の言葉
そうすると、不思議に気持ちが落ち着くのです。お釈迦さまは「この世は苦の世の中だ」とおっしゃいました。この世に生きているかぎり、私たちには悲しいことやつらいことが、次から次に押し寄せてきます。いちいちそれに惑わされて右往左往していたら、生きていけません。
人間のいちばん大切なことは、優しくあること。優しいというのは、他人が持っている苦しみと悲しみ、怯えと憂いを察して、それを慰めてあげることです。私たちの一生は、長生きしたってたかが100年です。たとえこの世に何が起こっても、皆さんは一休さんのようにドンと腹を据えていてください。
心に余裕ができれば人間として優しくなる。
人が慰め合い、いたわり合えば、今のようにどっちを向いてもつらい世の中が、きっと和やかになると、私は信じています。少しは、コロナの年の新春法話らしくなったかしら(笑)。
コロナがおさまったら、また寂庵でお会いしましょう。コロナの一日も早い収束と、皆さんの健康と幸せを私はここで切に祈っています。(談)
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