眞子さま「ご公務激増」も?イギリス王室に学ぶ皇室存続策
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昨年11月、女性皇族に「皇女」という呼称で、皇籍離脱後も公務を続けてもらう案が政府内で出ていると報じられた。
「皇女」案とは、皇族減少に伴い公務の担い手不足を打開するために、女性皇族が結婚して皇籍を離脱したあとも特別職の公務員として公務を担ってもらうというもの。
皇女という制度が実現すれば、愛子さまや佳子さま、そして小室圭さんとの結婚を控える眞子さまも対象になるとみられる。皇族数の減少が深刻な問題となっているなかで、女性皇族に求められる役割も変化していくことになる。
英国王室をはじめとする欧州の王室では、女性の王族がどういった役割を担っているのか、近現代イギリス政治外交史が専門で『立憲君主制の現在―日本人は「象徴天皇」を維持できるか―』の著者・君塚直隆さん(関東学院大学教授)に聞いた。
「英国王室では、王族として生まれた女性たちが活躍しています。エリザベス女王の長女・アン王女(70)は、結婚後も王室の一員として英国オリンピック協会の総裁をはじめ320以上もの団体のパトロン(後援者)であり、年間の公務も600件を超える多忙さです。これだけの数でありながら、お飾りの名誉職ではなく、実際に団体のために尽力しているので、実に多忙な生活となっています。