くらし情報『川上麻衣子語るコロナ闘病生活「味覚異常で水すら塩っ辛かった」』

川上麻衣子語るコロナ闘病生活「味覚異常で水すら塩っ辛かった」

39度は超えませんでしたが、38度をいったりきたりでした」

11月11日、数回の再検査を経て、陽性が確定した。保健所の車が迎えにきて、陽性者が療養するための別のホテルに移動となった。ホテル内は、大量の陽性者で“密”な状況だったという。

「さまざまな場所で人とすれ違うことがありましたが、互いに気を使って、顔を見ないようにうつむいていたり、『おはようございます』のあいさつもありません。部屋も狭く、誰とも会えず、孤独でした」

保健所から電話があり、過去2週間に、誰と会い、どのような距離で話したかなど、2時間に及ぶ疫学調査を受けた。

「対策していたつもりでしたが、撮影中にマスクなしの状態でメークさんと会話していたり……。『そのときマスクはしていましたか?』という質問を何度もされ、マスクの大切さが身に沁みました」

一方、発熱はあったものの、ほかの症状は軽かった。

「ただ、深く息をするとせき込んでしまうので、深呼吸できない状態でした。
そーっと、気をつけながら呼吸をして……。施設の受付に1個だけおいてあったパルスオキシメーターでときどき血中の酸素濃度を測って、その結果にほっとしていました」

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