定年後の夫婦ゲンカ減らすため…夫に「名もなき家事」を認識させよ
夫ができることから少しずつ増やしていくと将来的に妻の負担が減るでしょう」
■やってはいけないこと
【家での食事は“三食妻が作る”ルールに】
外食しようとすると「ごはんは?」と夫に聞かれてカチンときた経験がある人も多いはず。
「妻が夫の食事を用意するのが当然という習慣は、定年までに撤廃しておきたいところです。最初は作り置きをしておく、『好きなものを食べて』とお金を渡すなどの工夫が必要ですが、このような定年前の準備が、快適な老後には欠かせません」
【名もなき家事を無理強いする】
「名もなき家事」は全部をやってもらうのは、衝突を生む原因にもなり、残念ながら無理。夫にはできるところから1つずつトライしてもらおう。まず「洋服は脱ぎっぱなしにするのではなく片付ける」、といったところからお願いしてもらってはどうか。
「定年後、夫婦で過ごす時間は長いので、家事はできることからやってもらい分担しましょう」
日常生活の中でちょっとした手間がかかる作業「名もなき家事」は、主に次のようなもの。
・裏返しに脱いだ衣類、丸まったままの靴下をひっくり返す
・玄関で脱ぎっぱなしの靴の片付け。下駄箱へ入れる/靴をそろえる
・トイレットペーパーの補充/交換
・脱ぎっぱなしを片付ける。