テレビ朝日が絶不調?新基準の視聴率で“最下位目前”の日も
『相棒』『ドクターX』『科捜研の女』などの連続ドラマで高齢者層をつかまえました。
しかし、今は個人視聴率が指標になり、特に13歳~49歳の視聴者を奪う必要がある。その変化に対応しきれていないのです」(別のテレビ局関係者)
日テレ、TBS、フジが49歳以下にターゲットを絞る中、テレ朝は明確な視聴対象年齢を公言していない。4月の改編でも、ゴールデン帯は火曜に『家事ヤロウ』を深夜帯から移動させるくらいで、ラインナップはほとんど代わり映えしない。
「日曜の『ポツンと一軒家』は世帯や個人“全体”視聴率は良いですが、性別や年齢層に分けると、ティーン層やF1、M1は実はほとんど見ていないのです。
だからといって、終了させるわけにはいきません。編成を極端に変えたら、高齢者が離れて世帯視聴率が落ち、若者も取り込めないという悲劇が想定されますから。そのため、今は世帯視聴率で体裁を保ちながら、徐々にコア層にシフトしていこうとしています。
昨年10月の改編で、平日の深夜26時台に『バラバラ大作戦』という若者向けのバラエティ枠を設け、今年4月からは14番組のうち2番組が24時台に昇格した。好評なら、いずれゴールデンに上げるのでは」
個人視聴率時代に乗り遅れた感のあるテレビ朝日。ここから巻き返せるか。
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