介護保険料に住民税値上げーー令和は副業で稼ぐ“増収時代”
値上げになったものは多岐にわたるため、価格の上昇に気づかず、いつの間にか毎月の支出が増えているなんてことも……。また4月からは商品やサービスの価格を表示する際、消費税を含んだ「総額表示」が義務付けされたため、価格の上昇はわかりづらくなった。
すでに何が値上がりしたのか、これから何が値上がりするのか、家計のために知る必要がある。加谷さんに、私たちの生活に直結する「値上げ」を解説してもらった。
■税金・保険料
じつは今年1月に、火災保険は平均4.9%、地震保険は平均5.1%も値上げされている。
「地震保険はここ5年で3回目の値上げなので、今後は当分ないと思われます。しかし火災保険は、災害が全国で多発しているため、近い将来、再値上げがあるかもしれません」(加谷さん・以下同)
4月から介護報酬が改定された。それに伴い介護保険料も“値上げ”になった。
保険料は住んでいる市町村によって異なるが、現在の全国平均は月額5,869円。今後は全国平均6,000円以上になると見られる。少なくとも平均で131円超の値上げだ。
「地方ではすでに『7,000円以上』という自治体も多い。次の値上げは3年後でしょうが、高齢化が進む地域では、さらに跳ね上がる可能性があります」