介護保険料に住民税値上げーー令和は副業で稼ぐ“増収時代”
さらに4月からは、給与所得控除の上限額が220万から195万円に引き下げられた。また、給与所得控除の上限額が適用される収入額が1,000万円から850万円に(子育て世帯などは例外)。住民税は控除後の額で決まるので、高所得者は住民税が“値上げ”となってしまう。
■食品
食用油は、大手各社が1キロあたり合計で60円の値上げを予定。
「輸送費や世界的な燃料費の高騰で、あらゆる食品の価格が上がっていきます。大手では、すでにモスバーガーや丸亀製麺が値上げをしていますが、それ以外の外食チェーンでも、価格に反映してくるでしょう。秋口の10月あたりには値上げが懸念されます」
砂糖は、最大手の三井製糖が3月から出荷価格を1キロあたり5円値上げした。小麦粉も、国が輸入した小麦の業者への販売価格が4月1日から5.5%引き上げ。
「これらを原料とした製品が秋口の段階で値上げされる可能性があります」
あらゆるものの価格が上がるなか、まったく上がる見込みのないものがある。私たちの給料だ。
「4月から上場企業は70歳までの就業が“努力義務”とされました。従業員数が増えても売り上げが変わらないので、賃金だけは下がっていくでしょうね」