高齢“おひとりさま”でも賃貸で! 自治体による支援制度
【神戸すまいのあんしん入居制度】兵庫県神戸市
終身で賃貸借契約上の入居者の連帯保証人になるほか、安否確認や死後、葬儀や家財の片付けを行う。
【住まいサポートふくおか】福岡県福岡市
民間賃貸住宅に入居したい人に、物件情報や生活支援サービスを提供する。
畠中さんは、賃貸派シニアが住まいを選ぶ際には“介護”のほかに“医療”や“看取り”もポイントになると話す。
「終末期に近づくにつれて、介護だけでなく、医療依存度が高くなり、結果としてさらに住み替えが必要となるケースが出てきます。年を取ってから何回も引っ越しをするのはお金もかかるうえ、体力的にも消費しますから、介護や看取りを想定しながら、自分に合った居住環境なのかをよく確認することが大事です」
“おひとりさま”向けに手厚いフォローをするのは、東京都中野区。’19年にスタートした「あんしんすまいパック」は、これから民間の賃貸住宅に住み替える予定の人、すでに住んでいる人が対象。1万1,000円〜の初回登録料、月額利用料1,650円〜を支払うことで、週2回の安否確認、亡くなった後の住宅の現状回復、遺品整理、葬儀の費用を100万円まで補償してくれる。