杉咲花語る“夫”成田凌への信頼「目が合うだけで落ち着いた」
と振り返るが、なかでも成田凌(27)演じる夫・天海一平が二代目天海天海を襲名披露する場面は胸に強く刻まれているという。
「一平の口上のなかで千代との結婚も発表されて、『こんな幸せな瞬間ってあるんだ!』と感動しました。同じお芝居を何回も撮ったのですが、常に新鮮な気持ちが巡り続けているような感覚があって。(大山鶴蔵社長役の)中村鴈治郎さん(62)は、一平に羽織のさばき方やお辞儀をするときの作法を直接アドバイスしてくださって、とてもぜいたくな時間でした」
「鶴亀新喜劇」をともにリードする存在でもあった一平。杉咲にとって夫婦を超えた“同志”のような存在だったようだ。
「この2人は、結婚する前からお互いにとって魂の片割れのような存在だったのではないかなと思っていて。ある意味、恋愛というものを超越した2人だったのではないかなと思います」
そんな成田との共演は『おちょやん』で5回目だけに、抜群の信頼関係を築いていた。
「まなざしがとても温かくて、慈愛に満ちているというか。
撮影中、私が“うまくやれるかな”と緊張しているときに一平と目を合わせるだけで気持ちが落ち着きました。そこにいてくれるだけでものすごく説得力がある方でした」