「息子を特別な存在に!」小室佳代さんに見える息子依存の執念
放課後が習い事でぎっしり埋まっていれば、自然と息子が何をしているかわかりますから」
中学、高校は年間200万〜300万円の学費がかかるインターナショナルスクールへ進学した圭さん。インターナショナルスクールで勉強についていくのは大変で、佳代さんは学校側に予習復習についてどの親よりも熱心に質問していたという。圭さんの一見華々しい経歴は佳代さんの執念で作り上げられたといってもよさそうだ。
この佳代さんの行動について『母という病』(ポプラ新書)の著書がある精神科医の岡田尊司医師はこう語る。
「一般的に、息子に過剰なまでに依存する母親は自己愛や上昇志向が強く、現実から少しかけ離れている成功や理想であっても、それは手に入れるべきものだと信じています。そんな信念があるから、夢や理想を現実のものにするパワーもある。その一方“完璧な息子”への思いが強すぎて、周りを巻き込んでしまうケースも少なくありません」