くらし情報『熊田曜子の被害報道で考える「DVをされたときに取るべき行動」』

熊田曜子の被害報道で考える「DVをされたときに取るべき行動」

だから被害に気づいたら早い段階で状況の改善に向かうためにも、話し合いや場合によっては避難といった選択も必要になります。

このとき感情的に話すと、結局はケンカになってしまって繰り返しになります。冷静さをお互いが持つためにも、“客観的に状況を見られる第三者が間に入ること”が非常に有効です。

・DVには「認知の歪み」があることを知る

DV加害者とはそもそも怒りや不満や悲しみといった感情を外に出す手段として、暴力を選択するようになってしまった人だと思っています。

またDV被害者側は相手から攻撃をされた際、「我慢する」ことや「自分が悪いと考える」などといった自罰的な対処パターンを身に着けている傾向もあります。

どちらも突き詰めれば、「認知の歪み」を抱えたことで起こしている行動といえます。

だから向き合ってパートナーのDVを改善させていきましょう、と筆者は言いたいのではありません。相手と向き合いたいか、離れて安全な自分の人生を歩むか。
選択するのは当事者の自由です。

ただDVの問題と向き合うときにこうした心の構造について知っておくと、対処や判断もまた変わってくるかもしれません。

現在はDVについて相談できる窓口や団体も増えています。

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