悠仁さまに「近代医学で男子出生を」有識者会議でトンデモ提言
男女の産み分けにはゼリーなどを用いる方法もありますが、精度は低く、もし確実に産み分けるならば着床前診断を行うしかないでしょう。しかし、男女の選別は倫理的に大きな問題があり、日本産科婦人科学会は性別の検査を目的とした着床前診断は行わないとの見解を出しています。また、体外受精のためには卵子を針で吸引する必要があり、女性の体に負担がかかります」
今谷氏の発言に、近現代の皇室に詳しい名古屋大学大学院教授の河西秀哉さんは「正直、ギョッとしてしまいました」と語る。
「もし着床前診断を想定した提言ならば、生命倫理や人権の観点から問題があると思います。また、そこまでして男子出生を求めると、ジェンダー平等が進む社会に逆行して“男子を産むことこそがよいことだ”という風潮を発信することにもなります。国民からの支持を失い、皇室の『国民統合の象徴』という存在意義を損ねてしまう可能性もあると考えられます」
■「ルールを変えずに皇位継承維持は難しい」
悠仁さまや将来のお妃の人権を無視するかのような“医学の粋で男子出生を”の提言――。まるで皇室に嫁ぐ女性を“産む機械”とみなしているようにも感じられる。
“トンデモ提言”の一方で、有識者会議では男系維持の限界を指摘する声も上がっている。