くらし情報『【初盆】田村正和さん、橋田壽賀子さん…本誌に見せていた茶目っ気姿』

2021年8月13日 15:50

【初盆】田村正和さん、橋田壽賀子さん…本誌に見せていた茶目っ気姿

「めんどくさがりなんですよ」と言いながらも「スタッフのみなさんに」と田村さんの名でケーキが届けられていた。オフの日を過ごすゴルフ場では、集まったキャディーさんから握手にサイン、写真攻めにあう人気ぶりだった。

晩年、田村さんは本誌に「僕はもう、やり切ったから『静かに死にたい』っていう感じかな」と語っていた。告別式はひっそりと執り行なわれたが、彼のその人気ぶりや優しい人柄は今も人々の心に刻まれている。

■橋田壽賀子さん(享年95)

『おしん』や『渡る世間は鬼ばかり』などのヒット作を手掛けた脚本家、橋田壽賀子さん。4月4日、急性リンパ腫のため95歳で亡くなった。

83年から放送された『おしん』は当時のNHK連続テレビ小説史上最高の視聴率を記録するなど、国民的人気を博した。『おしん』の結末についてインタビューした際には「最後はスタッフを含めてアミダで決めようかしらー」などいたずらっぽい笑顔で語るなど、元気で明るい姿が印象的であった。


15年には、終活を始めたことを明かしていた橋田さん。これまでの仕事について、「日本がいちばんいい時代にテレビの仕事をさせていただいて、その時代、その時代に自分が書きたいと思ったものを存分に書かせていただきました」

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