くらし情報『コロナワクチン3回目 専門家「可能であれば年内接種が望ましい」』

2021年10月7日 15:50

コロナワクチン3回目 専門家「可能であれば年内接種が望ましい」

いずれのケースでも、東京都での1日の新規感染者数が第5波のピークである5,773人(8月13日時点)を大きく超える規模の第6波がくるという予測が出たという。

「このシミュレーションでは、従来の感染症の流行を予測する数理モデルをより複雑化しています。ワクチンを2回接種すると、血中に含まれる抗体価は1〜2週間でピークになりますが、その後は1日200分の1ずつ下がり、感染防止効果が低下していきます。医学的データも参照して、精度を高めました。シミュレーションによると今年12月から、ふたたび新規感染者が増え、来年には急増する可能性があります。一定の重症者が出ることも予想されます」(大澤教授)

■「せめて2回目から4カ月後に接種を」

ウイルス学が専門の埼玉医科大学の松井政則准教授は、ワクチンの仕組みをこう解説する。

「日本で使われているワクチンでは、1回目の接種でリンパ球のB細胞の一部が、ウイルスの情報を記憶したメモリーB細胞になります。わかりやすくいえば抗体を生産する工場が作られたようなもの。
2回目の接種で、燃料が投入されるように工場が稼働して、新型コロナウイルスに対する抗体を増産。抗体価が上がって感染を防ぐことができるのです」

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