くらし情報『長谷川京子別居に集まる「母はずっと子の傍にいるべき」という日本の古臭い空気』

2021年10月7日 14:43

長谷川京子別居に集まる「母はずっと子の傍にいるべき」という日本の古臭い空気

どれも、もっともらしい意見ではあるかもしれません。ただ改めて見ると日本の女性が今も苦しむ、“良い母親信仰”が詰まっているようにも感じます。

■「母親が出ていくなんてありえない」と声高に叫ぶ人の根底にあるもの

長谷川さんのお子さんは、13歳の長男と8歳の長女の2人。まだまだ自立しているとはいえない年齢です。そうした年齢の子どもを置いて別居する姿に、どうやら一定数の批判が集まっているようです。

しかし不思議なのですが、これが男女逆だったら別に「父親失格!」とはなりにくいのではないでしょうか。「母親が出ていくなんてありえない」と声高に叫ぶ人は、その根底に「子育て=母親の役目」「母親=子どもの傍にいるべき。そのほうが双方にとって幸せ」という思い込みの図式があるのだと思います。


夫婦関係にだけ問題があって別居になったのであれば、母親が出ていこうが父親が出ていこうが同じ。基本的に、子どもにとっては辛いものです。おそらくはそれを承知で話し合い、別居という選択肢を取っているはず。にもかかわらず“母親失格”とカンタンに言い切ってしまう人が一定数いることに、悲しさすら覚えてしまうのです。

■なぜ日本の女性は子を生むと“貞淑な母”を求められるのか

また今回の報道で非常に違和感を持ったのは、彼女の見た目への批判の声です。

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