2021年10月27日 15:50
専門家も絶賛!八千草薫さんに学ぶ“迷惑をかけない”終活3カ条
「まだまだその辺にいるような気がして、亡くなった実感が今でも湧いてきません」
こう語るのは原田純一さん。40年間にわたって八千草薫さん(享年88)のマネージャーを務めた人物だ。
’19年10月24日に八千草さんが天国に旅立ってから丸2年。
思慮深く、つつましい性格で多くの共演俳優から慕われた八千草さんだが、三回忌法要もしめやかに行われたようだ。
「法要はごくごく少人数で行いました。時節柄、食事もせず、お坊さんに来てもらってお経をあげてもらいました」(原田さん)
16歳で宝塚歌劇団に入団し、“永遠のマドンナ”として70年以上にわたる女優生活を送った八千草さん。’57年には19歳年上の映画監督・谷口千吉さんと結ばれるが、谷口さんは’07年に帰らぬ人に。
その数年後、80歳を過ぎたころに八千草さんはある決断をする。
“人生の終わり”を見据え、遺言書を書き始めたのだ。一度は断念したというが、晩年に八千草さんは手記でこうつづっている。
《最近になって改めて決心して、遺言状をちゃんと作成しました。独り身なので、身支度を整えておかないと周りの人に迷惑をかけることになってしまうでしょう。