くらし情報『遺産は家だけなのに…唯一親の面倒を見ていた長女に兄弟が要求した「遺留分」』

2021年11月17日 11:00

遺産は家だけなのに…唯一親の面倒を見ていた長女に兄弟が要求した「遺留分」

遺産は家だけなのに…唯一親の面倒を見ていた長女に兄弟が要求した「遺留分」


老親との別れは誰にとってもつらいものだが、きちんと相続対策をしておかないと、悲しみにひたっていられる時間なんてない。身近な兄弟同士で骨肉の争いにならないよう今から備えよう!そこで、読者世代が陥りやすい“争続”トラブルを紹介。具体的な対処法を相続問題に詳しい行政書士の竹内豊さんに聞いた。

【ケース】相続した不動産を売って「遺留分」を払うよう請求された

母の介護からみとりまで、近くに住む長女が1人で面倒を見ていたので、母は長女に財産のすべてを相続させようと思っていた。ところが母の死後、離れて暮らす2人の兄弟たちが、「遺産は法定相続分のとおり均等に分けてほしい」と言いだした。

母の遺した財産は現金と家のみ。現金は葬儀代などでほとんど手元に残らなかった。しかし、兄弟たちは「家を売ってでも、法定相続分のお金を払ってくれ」と請求してくるという事態に……。


【対策】生命保険を活用しよう

父が他界した際に、その財産を母がすべて相続。その後、一人暮らしの母が亡くなってから、遺された兄弟間で、相続財産の分け方をめぐってトラブルが起こることはとても多い。

「母が亡くなった後、長女に自宅を含むすべての財産を引き継いでもらいたいのであれば、遺言書に『長女にすべての財産を相続させる』と、書いてもらっておく必要があります。

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