くらし情報『この冬懸念されるインフル・コロナの同時感染 死亡リスク2倍増の報告も』

2021年11月24日 11:00

この冬懸念されるインフル・コロナの同時感染 死亡リスク2倍増の報告も

また、欧州ではインフルエンザの患者がじわじわと増えつつある。

「欧州疾病予防管理センターによると、クロアチアではすでに例年の同時期を上回る数の患者が確認されています。ヨーロッパで確認されているウイルスが、ワクチンが効きにくく流行しやすいA香港型だという点も気がかりです」

日本では11月8日に水際対策が緩和。新型コロナワクチンを接種した日本人帰国者や外国人のビジネス渡航者の待機期間が、10日から3日に短縮されている。

「海外との往来が増えれば、インフルエンザウイルスが日本に持ち込まれるリスクは当然高まります」

厄介なことに、インフルエンザが今年日本で流行した場合、“大”流行になる可能性があるという。

「昨年のインフルエンザ患者数は、例年の1,000分の1でした。ほとんどの人がインフルエンザウイルスに触れておらず、生まれてから一度も感染していない0歳や1歳児も多いです。全国民的に、インフルエンザに対する免疫力が弱まっていると考えられます」

たとえば、赤ちゃんの風邪の原因として知られるRSウイルスは、昨年の患者数は前年比87%減だったが今年は大流行しているという。


「夏場、私のクリニック周辺の小児ICUのある病院からも『これ以上の患者は受け入れられない』と連絡があったほどです。

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