くらし情報『FPが教えるコロナ時代“保険の新常識”「貯蓄型保険はおすすめできない」』

2021年12月23日 11:00

FPが教えるコロナ時代“保険の新常識”「貯蓄型保険はおすすめできない」

まず、保険には生命保険と損害保険の2種類があることを確認しておこう。生命保険は人を対象とするもので、損害保険は車や家などを補償の対象とする。“入りすぎ”なのは、生命保険のほう。

生命保険には、入院時に日額1万円などの保障が出る「医療保険」、自分の死後に葬式の費用を補ったり、遺族の生活費に充てたりする「死亡保険」のほか、「個人年金保険」や「養老保険」といった貯蓄目的の保険があるが、見直すべきものはたくさんある。

「子どもたちが独立している読者世代であれば、死亡保険は不要です。自分たちのお葬式代やお墓代、死後の手続きにかかるお金は現金で300万~500万円程度用意しておけば安心できます。また、病気が怖いのでがんの先進医療など特約をたくさんつけたいと思う人も多いのですが、医療保険に加入する前に国の『健康保険制度』や『介護保険制度』をよく理解しておけば、ほんとうに必要な保険が見えてくるはずです」

健康保険に加入していれば、医療費の自己負担は1~3割。さらに、入院や手術をした際、1カ月の医療費が規定の上限額を超えたときに、差額が払い戻される「高額療養費制度」も使える。
この制度は年齢や収入で上限額が定められていて、たとえば69歳以下で年収約370万円未満の人なら、1カ月で5万7,600円を超えた分の医療費は戻ってくる計算に。

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