くらし情報『東ちづる 語ったコロナ禍にがん検査放置の悔恨「院内感染の恐怖もあった」』

2021年12月8日 11:00

東ちづる 語ったコロナ禍にがん検査放置の悔恨「院内感染の恐怖もあった」

夫や親や妹にLINEで全部送って『これが全てです』って。私が先生の話を聞いたうえで家族に説明したら、自分の余計な先入観が入るかもしれないし、間違うかもしれない。専門用語も多いですし、ノートにメモでは追いつかない。インフォームドコンセントは、この方法をお勧めします」

治療は当初、胃がん手術のスタンダードだという胃の3分の2~2分の1の切除手術を提案された。

「自分の人生は自分で決めたいのでいろいろ聞きました。だから先生からも『こんなに質問される患者さんは初めて』と(笑)。私の場合、胃を取らなくてもいいレベルだろうけど切除することで安心して生活できると。『手術で切るほどじゃなかったとなる確率は?』と聞いたら『90%』だと。
それならば最後の選択肢として出てきた『内視鏡的粘膜下層剥離術』を選びました。リンパ節に転移がなく、場所や大きさが条件に合ったからこそできる手術です」

手術は胃カメラ室で2~3時間程度で終了したという。東が自分の病いと冷静に向き合えたのは、29年間の医療関係のボランティア活動での自身の経験で培ったもの、そして、夫の闘病も影響しているようだ。

’12年、夫の堀川恭資さん(58)

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