くらし情報『「これまでの常識が通じない」医師が警戒するオミクロン株の感染力』

2021年12月17日 06:00

「これまでの常識が通じない」医師が警戒するオミクロン株の感染力

(上さん・以下同)

つまり、南半球で発見されたオミクロン株は、北半球では流行しないと思いたいところだがーー。

「心配なのはアメリカの状況です。アメリカでは、ゲノム解析した新型コロナ患者全体の14%がすでにオミクロン株で、隣国のカナダでも10%と急増しているという報告があります。変異株に対するこれまでの常識は通じないでしょう」

すでにデルタ株以上の感染力が確実視されているが、重症度リスクはどうか。

南アフリカでは、オミクロン株の拡大以降も、入院患者や死亡者数に大きな変化はないという。

「そのため、米国立アレルギー感染症研究所のファウチ氏は『より正確な解析をするために数週間以上かかる』としながらも、現段階で『デルタ株よりも軽いことはほぼ確実』と述べました」

感染力が強くなるものの、弱毒化するのであれば、新型コロナが「普通の風邪」になる1つのステップという見方もあるがーー。

「まだオミクロン株の解明が進んでいないなか、けっして安心することはできません。とにかく、今年の冬の流行期を乗り切ることが肝心です。
高齢者や基礎疾患のある人たちは、2回目のワクチン接種から約半年がたち、効果が下がっています。

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