2021年12月18日 11:00
「2カ月後に死のうと…」親ガチャ苦悩の女性がそれでも生きる理由
めでたいこととも思えないし、『いっそ、あてつけに死のう』と本気で考えていました」
■家をでると告げると「あなたは最低な人間」と罵倒される
そんななか今年8月、再び事件が起こる。
「母の帰りが遅くなる日に、『今夜の晩御飯はざるそばで』との連絡があったんです。その後、『10分で家に着くから』って来て。それで茹でて用意してあげていたんですが、帰ってきた途端、『そばの気分じゃないし』となぜかなじられて。
どう話しても『いらない』の一点張り。しかも、私の目の前で別のものを食べ始めたんです。さすがに怒りやら混乱やらで、もう気持ちがぐちゃぐちゃになって……」
その1年前にも、同様のことがあったというJさん。とっさに家を飛び出して、ホテルに泊まった。
涙が止まらなかった。しかし、ここで転機が訪れる。
「友だちに『しんどすぎて死にたい』と電話しました。すると、その子の知り合いにも私みたいに“親ガチャ”で人生が左右された上に早くして亡くなった方がいるそうです。
でも、友だちいわく『その親は“子供に死なれた可哀想な親”を強調するようになった。子供のことなんて何にも思っていないんだよ。だから、死んだところで復讐にはならないんじゃないかな』って言われて……。