くらし情報『治療薬をもらえる人は限定的?流行はいつまで続く?医師が回答最新Q&A後編』

2022年1月20日 06:00

治療薬をもらえる人は限定的?流行はいつまで続く?医師が回答最新Q&A後編

そのうえで医師は、風邪やコロナの諸症状があれば、抗原検査やPCR検査をするはず」(岡先生)

【Q2】治療薬は誰でも処方してもらえる?

日本で現在使用されている、軽症・中等症患者向けのコロナ治療薬にはメルク社の「モルヌピラビル」がある。

「処方の対象となるのは『重症化リスクのある軽症患者』(高齢者や、持病があり、妊娠していない人)で発症後5日以内の人と限定的です。また、薬の大きさが2センチほどあり、1日8粒飲まなければいけませんから、高齢者の場合飲めないこともあります。また、モルヌピラビルの重症化リスクを下げる効果は30%ほどで、そう高くなく、ワクチンを打つほうが効果的です」(岡先生)

今後承認される予定のファイザー社の経口治療薬「パクスロビド」は、入院と死亡リスクを約90%減少させるといわれている。「こちらもしばらくは重症化リスクのある人に限った処方となるでしょう。重症化リスクの低い人は、自然治癒を待つことになるのです」(岡先生)

【Q3】世界で報告されているフルロナって何?

現在、インフルエンザと新型コロナウイルスに同時に感染する「フルロナ」が世界各地で確認されているという。

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