2022年1月20日 06:00
治療薬をもらえる人は限定的?流行はいつまで続く?医師が回答最新Q&A後編
「同時期にはやっていれば、インフルエンザとコロナに同時感染する可能性はあります。1つ目のウイルスに感染しても潜伏期間中に外出していれば、2つ目のウイルスに感染してしまうケースもあるでしょう」(岡先生)
しかし、現実的にはこのようなケースは少ないと小川先生。
「イギリスで行われた’20年1〜4月の調査では『インフルエンザとコロナの両方の検査を受けた1万9,256人中、同時感染は58人だった』とされています。確率にすると0.3%。かなりまれだと思ってよいでしょう」
岡先生も、過度に心配する必要はないと語る。
「現在、コロナ対策によってインフルエンザ患者は全国で1週間に数十人程度(’21年12月27日〜’22年1月2日の全国感染者数は45人・厚労省発表)に抑えられています。いまのところ日本で『フルロナ』流行の心配はありません」
【Q4】コロナ禍はいつまで続くの?
小川先生は、オミクロン株のピークが「2月にある」と予測し、「暖かくなる4月には激減すると思います」と話す。
「すなわち、従来の季節性インフルエンザの流行と同じ状態に近づいていくと思われます。
感染症は、いつかは必ず収束します。