2022年2月19日 06:00
冬の東北に段ボールでみかんを送ると腐る?北国におけるクール便の意外な役割
アイスや冷凍食品など冷たいものを送る際や、夏場に生鮮食品を鮮度を保って送るために利用されることの多いクール便。寒さの厳しい雪国に送る際は常温で発送してもいいと思いがちだが、どうやらそうではないらしい。
先日「クール便」の意外な使い道に関するツイートが話題を呼び、12万件以上のいいねを集めている。
その投稿は、potikoさん(@potikochocolate)が、東北にみかんを送ろうとした際の体験を綴ったもの。
《東北の人にみかんを送ろうとして宅急便の人「クール便ですね?」私「え?常温でいいです」宅急便の人「クール便で送らないと凍って腐りますよ?」と言われた時のカルチャーショック》
このツイートに対し《マジか》《…初めて知った》《クール便が保温なんか矛盾》と驚きの声が続々と寄せられた。北国では気温の低さから、通常の宅配便で送るとみかんが凍ってしまうのだ。
potikoさんによると、みかんなど植物類は一度凍ると細胞に傷がついて菌の侵入が容易に。凍ったままなら美味しい冷凍みかんでいられるが、トラックの荷台などで気温が上昇して解凍されると菌が繁殖しやすい状態になり、場合によっては腐ってしまうこともあるという。