2022年3月7日 11:00
宇垣美里の最旬おすすめマンガ5「挑戦に年齢は関係ない」
うみ子と海の交流は、世代の異なる者同士の邂逅で初めて気づけることがたくさんあるのだと教えてくれ、この不思議な関係性もいいなと思わせてくれるのだそう。
「『私はこの先はもう現状維持なのかな』って思っている人にこそおすすめしたいですね」
■『裸一貫! つづ井さん』つづ井/文藝春秋
アラサーおひとりさまのオタクである、つづ井さんが友人たちと織りなす愉快な日常を濃密に詰め込んだエッセイマンガ。
「どん下がりのときでも、これを読んだ途端もう上がるしかない。老いも若きも面白く読めて元気になれます。爆笑したくだりは『勝負事の決着をみんなで相撲を取って決めてしまう』エピソード。すてきだけど、どこに着ていけばいいのかわからないドレスをまとってみんなで遊んだりも。人生はまだ捨てたもんじゃない。ちょっとしたことで楽しく生きていけるじゃんと開き直ることができます」
■『違国日記』ヤマシタトモコ/祥伝社
小説家の槙生(まきお)は急逝した姉夫婦の一人娘・朝を引き取る。
人見知りな槙生と人懐こい朝の2人暮らし。描かれるのは2人がどうしようもなく違う生き物だということ。
「読むたびに勇気をもらえるし、一緒に怒りたくもなるんです」