2022年4月15日 11:00
ジェーン・スー「更年期を第二の思春期と思って向き合ってます」
「私が20代だった’90年代は、きれいとか、かわいいの幅がすごく狭かったんです。海外でも日本でもスタイルがいいといえば細い。かわいいといったら背が小さいという意味でした。でも今は『ラ・ファーファ』(文友舎)というプラスサイズの女性ファッション誌ができたり、『H&M』の店内にあるポスターのモデルが体形、人種、年齢など多様になったりしています。だから、いまの若いコたちは『どんな人も美しいんだな』という価値観で育ってきていると思うので、うらやましいですね」
そう語るのは、コラムニストのジェーン・スーさん(48)。雑誌『美ST』での連載「それゆけ!私立美魔女学院」をまとめたエッセイ集『きれいになりたい気がしてきた』(光文社)も好評発売中だ。
アラフィフになって、考え方や生き方が変わってきたというスーさん。古い価値観を押しつけられてきたアラフィフ女性も、「自分なんてどうせ」という思い込みを捨てて、自分のことを好きになってほしいと話す。
「まずは、自分の好きなところを1個作ってみる。たとえば、手先をきれいにするとか足の裏をツルツルにするとかでもいいんで。そうすると自尊感情も上がっていきます。