くらし情報『作家・江上剛語るポストコロナ時代の働き方「とりあえず開き直れ」』

2022年5月2日 06:00

作家・江上剛語るポストコロナ時代の働き方「とりあえず開き直れ」

作家・江上剛語るポストコロナ時代の働き方「とりあえず開き直れ」


ロシアのウクライナ侵攻で、ますます原油や穀物の価格が高騰している。超円安も相まって、物価は信じられないスピードで上昇している。一方で、私たちの給与の伸びは鈍い。

多くの企業では希望退職者を募集していて、このまま今の会社で定年まで働ける保証もない。こうした不安ばかりの時代に、私たちはどう仕事と向き合っていくべきか。

新型感染症が蔓延するなかでの金融危機を描いた『Disruptor 金融の破壊者』(光文社)などの経済小説を多数上梓している作家で、元銀行員の江上剛さんが、ポストコロナ時代の働き方を語る。



「私は第一勧業銀行(現・みずほ銀行)出身なので複雑な気持ちで見ているのですが、昨年からみずほ銀行が複数のシステム障害を繰り返しています。原因を検証するレポートには、行内が『余計なことをしない文化になった』というようなことが書かれていた。
トラブルに対して、全社的に取り組む姿勢が欠けていたということです。これは日本の大企業を象徴していると思います」

江上さんはそう語る。こうした背景には、近年になって多くの企業で導入されるようになった「ジョブ型人事制度」の影響があるという。これは、担当する仕事と職責を明確にし、それに基づき人事をし、報酬を決めるという制度で、実際に日立や東芝などが取り入れている。

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