2022年5月2日 06:00
作家・江上剛語るポストコロナ時代の働き方「とりあえず開き直れ」
そして利益がしっかりと社員に還元されること。そんな中小企業であれば、まだまだ成長していく余地があると思います」
中小企業で働いている人は、「自分の会社は小さいから」などと卑下せずに、成長の余地のある会社で働いていると考えてほしい。
一方、大企業で働いている人はどうすればいいのだろうか。やりがいを感じているのならいいが、仕事に魅力を見いだせず、“停滞”しているような人は?江上さんは「いっそ開き直ってしまえばいい」とアドバイスする。
「なにかやり残したことがあるはず。いつかやりたいと思っていたけれど実現していないことをとりあえず提案してみる、やってみる。大企業に勤める私の知り合いには、ある商品に強いこだわりを持って『これにしか関わりたくない』と開きなおった結果、成果を出して関連会社の社長にまでなった人がいます。どうしても直接顧客に関わりたくて、大手の製薬会社を辞めて、薬局を立ち上げた人も。
また、ある大手メーカーの技術職は、海外に行ったときに技術を教えてほしいと頼まれ、実際に移住して指導を行っています。自分がやりたいことを開き直ってとりあえずやってみる。そうすれば、展望は開けるのです」
江上さんがそう言えるのも、自分自身が「開き直ってとりあえずやってみた」