2022年5月12日 15:50
値上げラッシュに負けない「支出を減らし、収入を増やす技」
会社に勤めている人であれば、60歳以降も再雇用制度を使って、仕事を続けましょう。パートや自営業の人も、可能な限り働き続けること。働き続けることで、収入を得られ、人とつながり社会参加することで精神的な健康にもよいのです。できれば70歳までは働く人生のプランを立てましょう」
おすすめは「教育訓練給付制度」を使って、資格を取得すること。
「雇用保険の被保険者であれば、指定された教育訓練の受講費用の一部が補助されます。資格を取れば、仕事の選択肢が増えるばかりか、給与が増えることもあります」
【年金受給額を増やす】
「厚生年金の加入要件が広がります。パートで働くなら、厚生年金に加入できる職場がいいですね」
現在、パートの厚生年金の加入要件は、〈従業員501人以上の企業で働いていること〉〈報酬が月8万8,000円以上〉〈雇用の期間が継続して1年以上の見込みであること〉などとなっている。
「10月からは、〈従業員101人以上の企業〉〈2カ月超の見込み〉に加入要件が緩和されます。
さらに、’24年10月には〈従業員51人以上〉に。パートも厚生年金に加入しやすくなっていくのです。夫が会社員の人は夫の扶養から外れ、社会保険料を払うことになりますが、将来的な年金の受給額が増えることになります」