プロに教わる“実家の片づけ”のコツ「はじめは玄関」「思い出の品は後回し」
【STEP6・押入れ】
・客用布団は思い切って“貸布団”に
・趣味アイテムは「今後やる?」と親に問いかけを
・「何かに使えるかも」の空き箱・空き缶は迷わず処分
押入れは家族の思い出が詰まった最難関。実家にありがちな客用布団は、使用頻度がほぼゼロなら手放して、貸布団のレンタルに切り替えれば、一気にスッキリ。健康器具や親の昔の趣味の物も「いつ使う?」と確認を。ただし、思い入れのある物を極端に手放すのはハードルが高いので、多少時間がかかってもよい気持ちで臨んで。
どのエリアでも、片づけの流れは〈1〉物を全部出す、〈2〉要・不要を決める、〈3〉「種類別」「使う人別」「頻度別」などに分けて収納する、の3段階。そのことを踏まえて、親と子の役割分担をしよう。
「娘の役割は、〈1〉の物を出してあげること。〈2〉の選別は、親に決めてもらいましょう。
『もうこれいらないよね?』はタブー。親世代は選別に時間がかかるものと心得て。思い出話にも『懐かしいね』と相づちを打ちます。片づけが進んだら、『よく決断できたね』と、親に声をかけてあげることも忘れずに」
〈3〉の収納は、親子で一緒に取り組む。リモコンや筆記具などの定位置を、親にとって使い勝手がよくなるように考えよう。