2022年6月8日 11:00
「定年後はそば店に」が失敗パターン 専門家教える高齢者の就職
■「定年したらそば店を開く」が失敗パターン
もちろん、お金をもらって働くのだから、質の高い仕事が求められる。シニアジョブの中島社長は「自分の能力に対する過信は禁物」だと説明する。
「いちばんよくないのは、『定年したらそば店を開く』といった未経験の業種を夢だけで目指すこと。過去にやってきた職種、業種に関連したものが、もっとも働きやすいことを忘れないでください。給与や条件に多少の不満があっても、1~2年は頑張ってみてください。そうして働いていれば、ご自身の持ち味や人間性が認めてもらえるはず。そのときが、ステップアップのチャンスです」
高齢社の村関社長もこうアドバイスする。
「以前は家族のために働いてきた人も、今後は自分が充実した時間を過ごすために働くという気持ちを持ってみましょう」
豊かで不安のない老後を過ごすために、65歳以降も無理なく働いてみてほしい。
【中編】保育施設に、コールセンター…実際に働く人が語る「シニアの仕事」へ続く
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