くらし情報『「ぐらっと来たら火の始末」は時代遅れ?最新の地震火災対策を専門家が解説』

2022年6月10日 06:00

「ぐらっと来たら火の始末」は時代遅れ?最新の地震火災対策を専門家が解説

地震発生後、万が一火が出ても燃え広がらせないことが重要だ。

「火事が起きたときは通常ならば消防車が駆けつけます。しかし、地震のときは同時に複数の火災が発生して消防車が足りなくなったり、建物の倒壊や道路の損壊によって消防車が現場に到着できない可能性もあるのです。そのため、大規模な火災になる前に、自分たちで火を消す初期消火がとても大切。消火器を各家庭で最低1本用意して、リビングや玄関など、家族のだれもがアクセスしやすい場所に置いておきましょう」

赤く目立つ見た目から納戸などにしまいこむ人も多い消火器。近年は、インテリアになじむデザインのものが多数発売されており、「無印良品」などでも購入できる。

都の被害想定では、初期消火率を4割としているが、初期消火率が9割になれば、火災で命を落とす人は300人にまで減少するという。

火災が発生するのは、地震発生直後だけではない。


「停電が発生するような大地震の場合、電気が復旧した際に発生する『通電火災』が起こります」

電気が通った際に、転倒した電気ストーブや照明器具のスイッチが入ったままだと周囲の可燃物に引火したり、ダメージを受けた電気配線がショートして出火する。

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