くらし情報『オミクロンでも発生…コロナ後遺症で認知症状態に「娘から何度も同じ話してるよって」』

2022年8月16日 06:00

オミクロンでも発生…コロナ後遺症で認知症状態に「娘から何度も同じ話してるよって」

これらに加えて、深刻な後遺症が、“認知障害”だ。

「新しい薬の名前が覚えられなかったり、医療関係の書類を読んでも頭に入らなかったり、仕事に支障が出て困っています」

そう打ち明けるのは、愛知県在住の看護師、沢口あかりさん(仮名・42)。沢口さんが罹患したのは、’20年7月。38度5分くらいの熱が2週間続き、酸素飽和度も入院が必要な93%くらいまで低下。しかし、「熱がある人は病院に来ないで」と言われ、診てもらえなかったという。

「陰性になっても、発熱、耳鳴り、頭痛、ひどい倦怠感などが続いて、洗濯物一枚干すのもやっと。ご飯も食べられなくなり、この2年で7キロやせ、勤めていた病院も辞めざるをえませんでした」

コロナに感染して半年ほどたったころ、認知症のような症状が現れ始めた。
「高校生の娘に何度も同じことを質問して、『それ、さっき話したよ』と注意されることが増えました。
ついさっきのことなのに、聞いた記憶がまったくないんです。それから、連続ドラマを見ても、登場人物の名前も先週のストーリーも覚えていられなくなりました。毎週見ても話が続いていかないんです」

娘の学費のこともあり、昨年の4月から再度働き始めた沢口さん。

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