くらし情報『秋の臨時国会でコロナ5類格下げか ワクチン実費は3500円、初診4236円に!』

2022年9月1日 06:00

秋の臨時国会でコロナ5類格下げか ワクチン実費は3500円、初診4236円に!

「重症化予防の効果は期待できますが、3回目や4回目の接種をしたのに、感染してしまった患者さんもいます。今後はオミクロン株対応型のワクチンに切り替わる見通しです。しかし、初期段階のBA.1対応なので、現在のBA.5にどこまで感染予防、発症予防できるのかは未知数です」(古川先生)

■検査控えがはやれば感染まん延の危機が

これまで全額公費負担だったことを考えると、5類になることで大きな出費となるのだ。児玉先生はこう懸念している。

「そのため、検査控えする人もいるでしょう。軽い症状だからといって出勤すれば、感染が広がるリスクが高まります。5類に引き下げても、当面はワクチンや検査を無料にしたり、入院患者に対しては無料にするなど対応し、段階的に自己負担額を引き上げていくことも検討していくべきでしょう」
一方、古川先生は、5類引き下げへのメリットもあるかもしれないという。

「医療現場の逼迫が続いていて、発熱していても、全員に検査ができない状況です。
2類相当だと、発熱外来には発熱患者とそれ以外の患者の動線を別にするなど、基準が設けられており、コロナ患者を受け入れられる医療機関が限られます。ですが、5類になればそうした規制が緩和され、これまでコロナ患者を受け入れられなかったクリニックなどでも診察できるようになります。

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