2022年9月2日 15:50
制服リユースが盛んに 着ないもの回収し不登校児やひとり親家庭へ
部屋をスッキリさせたい、片づけたいと思いながらも、「もったいない」と衣類を捨てられない人は多い。子どもの学生服など思い出の品はなおさらです。しかし、困っている人の助けになるなら手放しやすいのではないでしょうか。そこで、制服の「リユース」について経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれましたーー。
■学生服の平均価格は5000円上がっている
持続可能な社会を目指すSDGsの推進、また、困窮するひとり親家庭などへの支援のため、自治体が使わなくなった制服などをゴミにせずに集めて、希望する方に配って使ってもらう「リユース」に取り組んでいます。
大阪府堺市のリユース制服×ひとり親応援プロジェクト「Re制服」は、市が学生服の寄付回収ボックスを、ドラッグストアなどの協力店に設置します。集まった学生服は、提携のリユース店が洗濯・補修し販売しますが、困窮するひとり親家庭には市が半額クーポンを配布。このクーポンを使えば、通常のリユース価格の半額で制服が買えるという取り組みです。
集めているのは堺市内外の幼稚園〜高校の制服や体操服、通学カバンなど。寄付できるのは今使われているデザインのものに限られますから、注意してください。