鈴木蘭々 化粧品会社の社長をしながら歌手活動を再開した47歳の今
こうした努力が実り、’95年、『泣かないぞェ』で念願の歌手デビューを果たす。8枚目のシングルとなった『ポンキッキーズ』エンディング曲の『キミとボク』(’98年)は、今でも玄人ウケする名曲と言われている。
’90年代後半にはアメリカ留学も経験。’14年には基礎化粧品ブランドを立ち上げ、実業家に軸足を置いた。
「’18年、『キミとボク』が好きだったというミュージシャンからお誘いを受け、バースデーライブをすることになりました。作詞にも挑戦しましたが、思い浮かぶことは若いころに書いていた“疑問形”で、あまり変化はないような(笑)」
コロナ禍で中断した時期があったものの、今年はバースデーライブを無事に開催することができた。
「歌の仕事を再開するとは予想していませんでしたが、人に喜んでもらうことがモチベーションなので、今では“次回は、どんなライブにしようか”と考えるのが楽しみ。来年はバラード中心にしようかな」
約20年ぶりの歌手活動の原点には、カラオケや歌手になるためのレッスンで歌ったドリカムの曲があったのだ。
【PROFILE】
鈴木蘭々
’75年、東京都生まれ。第1回ミスチャンピオン・準グランプリ獲得後、バラエティ番組やCMで活躍。