2022年10月19日 11:00
「退職金運用」「相続金で不動産投資」そそのかされるな!老後資金を溶かす投資の甘い罠7
がトップに。
「みずほ証券が9月14日までに新規の勧誘を一部停止。三井住友銀行と千葉銀行は販売を停止。しかし、ほかの金融機関では手数料欲しさに、まだまだお勧めしてきます」(高山さん)
■自分の知らないところで勝手に損をする地雷商品
【4】ファンドラップ
投資のプロに全てを任せられると人気が高まっている「ファンドラップ」だが、ファンドラップの利用料と投資信託の手数料、二重の手数料がかかる。さらに固定報酬型は、投資顧問報酬などが年1%程度ひかれる。
「変動報酬型は管理料などが低くなるが、成功報酬として5~10%徴収されることも。金融機関にとっては、ぜひ買ってもらいたい“うまみのある”商品なんです」(頼藤さん)
【5】退職金運用プラン
退職金をもらったら、金利がお得になる「退職金運用プラン」を考える人もいるはず。「定期預金と投資信託をセットで申し込めば、定期預金の金利年3%!」などのふれ込みは一見お得だが、その優遇金利はたいてい3カ月間といった短期間に限定されている。
「退職金2000万円を、定期預金と投資信託、半分ずつ預けると仮定。定期預金の利息は3カ月で7万5000円ですが、投資信託は購入時に3%程度の手数料を支払うので、マイナス30万円。