2022年10月19日 11:00
「退職金運用」「相続金で不動産投資」そそのかされるな!老後資金を溶かす投資の甘い罠7
さらに保有中は1%程度の信託報酬も引かれ続けるため、トータルでは損をする可能性が」(頼藤さん)
【6】外貨建て保険
主婦層にも人気の「外貨建て保険」。1ドル140円台と超円安が続き、ドル金利の上昇からもお買い得に感じるが、頼藤さんは「ほとんどもうけは出ない」と説明。
「金利が得られても、為替次第で、円に戻したときにそれ以上に損をする恐れが。手数料も高額です」(頼藤さん)
【7】えたいの知れない金融商品
もし、「元本は保証されているよ!」「高利益が約束されている」など甘い言葉で誘われたら要注意。「ポンジスキームと呼ばれる投資詐欺の可能性が高い」と頼藤さんは指摘する。ポンジスキームとは、金を集めて運用し、出資金に応じて配当金を出すという建て前で、実際は、後から参加する出資者から集金した一部を“配当金”と偽り渡す詐欺のことだ。
「詐欺の立証が難しく、ほぼお金は取り返せません。最近多いのが、暗号資産やNFT、土地に関する投資です。
低リスクで年利10%を超える商品は絶対にない」(頼藤さん)
高山さんもこうに話す。
「“元本保証”“未公開株”といった話があっても、のらないようにしましょう」