2022年10月30日 06:00
女の体は祝福されていると思った ストリッパーデビューの書店員語る舞台の魅力
新井賞もそうだったが、以前より、SNSなどで発信力のある彼女には、何か策があるのだろうか。
「自分が変えるというより、すごく好きな世界だから、完全に足を突っ込んだ状態で見届けたいという気持ちはありますね」
そんな彼女の奮闘ぶりについて、シアター上野の総支配人の小林六美さん(70)は、
「見枝香さんは、業界でもキャラの立っているタレントさん。最近は『ストリップを新井さんのツイッターで初めて知りました』と話す若い女性のお客さんも増えました。彼女自身、この世界になじもうとして、先輩のおねえさんたちの踊りを熱心に見てたりするので、とてもかわいがられていますよ」
お客としてだけでなく、踊り子志望の若い女性も増えているそうだ。新井さんは、
「先日の四国・道後温泉のニュー道後ミュージックでは、女性客が半分以上でした。そういったコたちがストリップのよさをさらに広めてくれれば明るい未来もあるかなと思うし、同時に、ずっとファンだったおじさんたちが居心地よいまま通えるように続けられればと思うんです」
もちろん書店員、エッセイストとしての活動も継続中で、来年1月には、新しいエッセイの出版も決まっている。